2012/01/07

苦しんでいる人に少しでも。癌性腹膜炎のこと(2)

■セカンドオピニオン

星の数ほどいる医者ひとりに「癌です」と言われて鵜呑みにしてはいけない。
多くの専門家の目を経てみるべきだ。セカンドオピニオンである。
これは委任状があれば患者自身がいかなくても家族だけでいくことができる。

<注意事項>

・人を盛る
たくさんの人でいくべき(五人くらい)。
一人では客観的な質問ができないし、保険外なので時間は貴重。
質問を考えている間に他の人が質問をするくらいで。

・その場で主治医に電話させる。
どうしたいのかが決まったら、そのことを直接その場でオピニオン医師から主治医に電話させる。
医師たちは手紙のやりとりをしたがるけれど、その内容を患者や家族はわからない。
目の前で医師同士のやりとりをみるべき。

オピニオンの医師は主治医ではない。気持ちは伝えるべきだが、無理を言ってはいけない。
基本的に、患者とは、主治医のもので、入院先の院長でさえ治療方針に関与できない。
しかし、医師法19条に応召義務というものがあり、正当な理由がない限り医師は患者およびその家族の要求に応える義務がある。
とにかく、言いたいことはいう。大事なのは医師への苛立ちを解除することではなく、病気を摘むことだ。

患者が告知を拒否している場合、厄介だ。
なぜならオピニオンの委任状には病名を書かなければならない。
そういう時は「腫瘍疑い」という書き方がある。
患者には「ちょっとわからないから、あったとしても良性かもしれないから、一応、ね」という形で説得しよう。
そういう場合は患者はオピニオンには連れていけないが。

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