〽ならぬ堪忍 せぬが肝心
一度切れりゃあ 戻りはせぬよ
堪忍袋の 緒に替えは無し
(囃子:尾のあるうちは まだ猿もどき)
〽飯はまだかと かしまし親父
うぬが稼ぎで お釜が開くか
毒を盛られて 逝くよりマシぞ
(囃子:墓ン中でも夫婦(メヲト)はつづく)
〽耄碌爺に 耄碌婆
ケチを因果に 長生きするが
年金手帳は 放しゃせぬ
(囃子:地獄の沙汰も金次第)
〽極道娘が 極道連れて
飯の頃合い アメ車で参上
閼伽児(ヤヤ)が出来たと 向こう見栄
(囃子:産まれりゃ馬鹿でも可愛い孫よ)
〽命短し 恋せよ君と
募る陰間の 秋波知れば
夕陽の翳りも 旭日に見える
(囃子:五十路の操じゃ質入れできぬ)
〽春は桜で 夏向日葵で
秋は紅葉で 冬は寒梅
酒呑み仇にゃ 色気が足りぬ
(囃子:四季で呑む酒、死期を飲む酒)
〽まこと真面目に 勤めた人生
御釈迦様でも 涙に暮れよう
吾が鼻紙で 御拭い候
(囃子:云うはタダ也、南無阿弥陀仏)
〽産まれ呪って 若さ見過ごし
老いを恥じらい 死におののけば
無知に揺られて ハイそれまでよ
(囃子:酸いも甘いも苦いもあるさ 人生なんざァ金柑漬けよ)
※くりかえし
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